万里の長城の八達嶺長城(八达岭长城)にバスでアクセスする方法をっ知りたい!
どのバスに乗ればいいの?
どこから出発するの?
中国語分からないけど簡単に乗れるの?
渋滞状況とか、バス車内の様子とかも知りたい。
「万里の長城へ個人で安いバスを使って行ってみたい!」と思ってもバスの利用方法が分からないといった方が多いです。
この記事は万里の長城へバスを使って、安心して確実に行きたい方へ向けた記事となっています。
今まで世界22ヶ国69ヶ所、旅行してきました。
今回は万里の長城(八達嶺長城)へ、バスを使って行ってきました。
英語も中国も全くできない私ですが、簡単にアクセスする事ができました。
市内から出発するバスは4種類ありますが、直行の877路バスが簡単!確実!
- 万里の長城へのアクセスには、4種類あるバスのなかでも877路バスをおススメする理由を解説します。
- 万里の長城の八達嶺長城(八达岭长城)へ直行便の877路バスでのアクセスについて詳しく解説します。
(運行スケジュール・バス発車場所や降車場所・料金の支払い方・バス車内の様子・渋滞状況など)
この記事を読めば、英語や中国語が全くできなくても、バスを利用して万里の長城へ簡単、確実にアクセスする事が出来ます。
4種類あるバスの中でも一番簡単にアクセスできる直行便の877路バスをオススメします。
877路以外のバスに乗ってしまうと、各駅だったり、バスの終点が万里の長城の先まで行ってしまうバスがあるので、簡単、確実に万里の長城へ行きたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
では、詳しく書いていきます。
万里の長城へアクセスするバスは全部で4種類!
北京市内から万里の長城の八達嶺長城(八达岭长城)に行くバスは4種類あります。
どれも北京市が運営する市バスです。
- 877路バス…直行ノンストップ・徳勝門(德胜门)発
- 919バス…各駅停車・徳勝門(德胜门)発
- 919快バス…快速・徳勝門(德胜门)発
- 観光バス1号線(旅游公交1线)…前門(前门)発
どちらのバスターミナルも近くに最寄の地下鉄があり、市内の主要な場所にホテルを取っていれば、どちらでも便利なところにあります。
877路バス・919バス・919快バスは徳勝門(德胜门)バスターミナルから出発
徳勝門(德胜门)バスターミナルの位置。
観光バス1号線(旅游公交1线)は前門(前门)バスターミナルから出発
前門バスターミナルの位置。
万里の長城へのアクセスは877路バスをオススメする理由
①始発で乗って終点で降りればいいから簡単
海外でバスを使うとき、途中駅で降りないといけない目的地って、アナウンスを聞き逃さないように、掲示板を見逃さないように、乗ってからずっとソワソワしませんか?
私はしてしまうんですよね…。
でも、この877路直行バスは安心。
なぜなら始発で乗って終点の万里の長城で降りればいいから。
乗車中は優雅に車窓をゆったり見ていることが出来ます。
よって英語力、中国語力がなくても誰でも簡単に乗れます。
逆に、919もしくは919快バスは万里の長城に着くまでに他の停車駅もあるし、万里の長城が終点ではありません。
その先も行きます。
よって簡単なのは877路バスです。
②本数が多い(15分おき)
これも大切。本数が多いので出発時間に合わせて、早めにバスターミナルへ行く必要がありません。
来たバスに乗りましょう。時間の節約ですね。
③予約なしでOK
海外の予約しなきゃいけない乗り物ってめんどくさいです。
でも、予約なしで本数も多いから必ず座れるので、利用しやすいです。
④前門出発のバスよりも渋滞にはまる確率が低い
878路バス出発の徳勝門は、前門(天安門広場近く)出発の観光バス1号線より市内の端っこから出発します。
とはいっても徳勝門バスターミナルはアクセスが不便な場所ではないです。
よって、北京市内の渋滞を避けれます。
例えていうと、埼玉に行くのに、新宿発のバスが前門出発、池袋発が878路バスの徳勝門出発といった具合です。
これだと、池袋発のバスの方が都内の渋滞をさけれますよね。
⑤客引きの現地ツアーバスがいない
前門(前门)から出発の観光バス1号線は他の万里の長城行きの現地ツアーバスなども停車しており、どのバスが北京市が運営する観光バス1号線のバスなのか紛らわしいという欠点があります。
また、日本人は中国人と顔が似ているため、地方からの観光客と間違われ現地ツアーバスの客引きに会う可能性があります。
それと違って、877路のバスターミナルは、路線バスオンリー発着なので、現地ツアーバスと間違わずに気分良くバスに乗車できます。
万里の長城へのアクセスは直行便の877路バスを利用しよう
ここからは、私が実際利用した877路バスの体験談をもとに、詳しく解説していきます。
877路バスの運行スケジュール
徳勝門(德胜门) 6:00~12:00
万里の長城発 10:30~17:00
運行間隔:15分おき
※徳勝門バスターミナル出発は12:00が最終です。
遅めに市内を出発する方は気を付けて下さい。
よって、午後に万里の長城に行きたい方はバス以外でのアクセスを検討してくださいね。
バスの金額・支払い方
877路バスの金額片道12元(180円)です。
現金支払いOK。
クレジット払いは不可。
先払いで乗車時に支払います。
ちなみに前門(前门)バスターミナルから出発の観光バス1号線(旅游公交1线)は20元なので877路バスの方がちょっとだけ安いですね。
どちらにせよ激安!
中国は交通費が安い。
社会主義国の特徴ですね。
また、元々安いバス運賃ですが、交通カード(一卡通)で支払えば半額の6元です。
更に激安!
交通カード(一卡通)はバス・地下鉄どちらでも使えてとっても便利なので、北京滞在中は購入する事をオススメします。
私たちも購入して、北京滞在中は大活躍しました!
払い戻しの際、ちょっとした注意点がありますが、これは別記事で解説します。
所要時間
万里の長城まで、タクシーだと1時間程ですが、バスだと1時間20程掛かります。
北京市内から万里の長城までのノンストップ直通バスです。
出発の徳勝門は始発、到着の万里の長城は終点なので安心です。
なぜなら、降りる場所が分からず降り忘れたといった心配がなかったり、乗っている間、降り忘れないようにずっと気を張っていなくていいからです。
なので、降りる時に混雑していたら困るので、前方の方にいなきゃとか、車掌さんに降りる場所確認する為に一番前の席に座らなきゃとか気にしなくて大丈夫です。
車内空いているところにゆったり座って、走行中は降りる場所を気にすることなく、車窓の風景をゆっくり楽しみましょう。
徳勝門(德胜门)877路バス乗り場の場所(行き)
最寄り駅は地下鉄2号線「積水譚(积水潭)駅」
バス乗り場は地下鉄から歩いて5分くらいです。
徳勝門の位置がここ↓
ストリートビューの建物が「徳勝門箭楼」
地下鉄のA出口を出たら、この建物に向かって歩いてください。
遠くからでもこの建物結構見えます。
こんな感じでこの建物の下にバスが止まってますので、この中から877路バスを探して乗って下さい。
バスの側面のガラスにオレンジの電光掲示板で大きく「877 八达岭长城」と記載があるので、乗車時に迷う事はありません。
また、うろうろ探していると、結構「こっちだよ」と声掛けてくれます。
親切ですね。
私達も、外で休憩しているバスの運転手がちょっとキョロキョロしていたら、万里の長城にいくのかな?と察したらしく、声をかけてくれましたよ。
万里の長城駐車場877路バスの乗り場の場所(帰り)
帰りのバスは、行きに降りた駐車場と全く同じ駐車場から出発します。
これもそれほど迷うこともありません。
877路というバスの掲示も分かりやすいし、駐車場もそんなに広くないので、全部の停車しているバスを見ても1.2分で終わります。
バス車内の混雑具合
行きは朝7時38分発の徳勝門を出発するバスに乗りました。
このバス車内は1/3位の乗車率でした。
バス自体もキレイなバスで、日本でいうJR高速バスレベルのキレイさでした。
座席は2列+2列です。
帰りは万里の長城を12:30頃出発のバスに乗りました。
この頃はもう結構混んできて、補助座席を全部下すぐらいの満席でした。
冬で皆ダウンを着込んでいる事もあり、狭さは若干感じました。
が、市内まで1時間20分なので我慢できるレベルです。
渋滞について
行きは渋滞はなかったのですが、帰りの12時30分発は市内に入ったところあたりから渋滞しました。
行きより20~30分くらい余分に時間が掛かりました。
バスの欠点は渋滞ですね。
午後から予約の入れているところに行く予定がある方や、トランジットの限られた時間で万里の長城に行きたい方は注意が必要です。
そういった方は貸し切りドライバーを使って観光するのもありです。
北京はタクシー料金が安いので貸し切りドライバーの料金も安いです。
日本語アシスタント付きの貸し切りにするともっと安心です。
車内の空調設備について
これはバスによると思います。
行きは暖房が程よい感じ(ちょっと寒い位)でしたが、帰りは暖房が強かったです。
また、補助席も下して座っているので、隣の人との距離も近く、着ていたダウンが暑かったのですが、脱ぐことが出来ず、我慢していました。
車内にトイレはない
ノンストップ直行バスで、1時間20分程乗車しますが、バス車内にトイレはありません。
トイレは徳勝門バスターミナル(といっても野外のなんとなーくバスターミナルになってるようなところ)にはありそうになかったので、積水譚駅で用を済ませていきましょう。
中国の地下鉄は日本のようにトイレが無料で防犯面は心配いりません。
また、万里の長城に到着したら、到着駐車場に大きな公衆トイレがすぐにあるので安心してください。
それなりにキレイなトイレです。
日本の一般的な地下鉄やJRのトイレのキレイさレベルです。
車運転手さんに英語は通じない
多分、通じない雰囲気でした。
運転手さん以外に案内係のようなおじさんがもう一人乗車していて、その人が少し日本語をしゃべっていましたが、多分知ってる日本語の単語を発しただけで、話しかけても理解はしていないと思います。
乗客は行きは日本人は私達だけ、帰りは前方に一組いました。
どうやら北京に赴任中のお父さんの所に日本から家族が遊びに来て、万里の長城に観光しに来たといったような感じで、日本から来た観光客っといった感じではありませんでした。
中国人以外の海外からの観光客もバス車内では見かけませんでした。
よって、バスは海外の観光客が頻繁に使うような感じではなく、やはり国内観光客が使うような雰囲気はありましたが、事前に情報を知っていれば、観光客でも簡単に利用する事ができますよ。
運転は安全
荒いように想像するかもしれませんが、至って安全運転でした。
クラクションを鳴らしてうるさいという事もなかったですし、安心して乗車して大丈夫だと思います。
北京の運転マナーは世界的に比べて、それほど悪いようには思いませんでした。
万里の長城は877路バスで行く方法【まとめ】
今回は万里の長城(八達嶺長城)へ877路バスで行く方法をまとめてみました。
万里の長城へのアクセスには、ノンストップ直行の877路バスが簡単!確実!安い!です。
事前にバスでの行き方を調べていれば、外国人の旅行客でも簡単に使うことができます。
北京に行った際は、ぜひ雄大な万里の長城を観光してくださいね。
では、良い旅を。
いってらっしゃ~い!(^o^)!