- 中国語が分からないけど、自力で行ける?
- 他の観光地との効率の良い組み合わせを教えて欲しい。
- 敷地が広いからポイントだけ押さえてサクッと観光したい。
- 天壇公園・頤和園・明の十三陵ならどこを優先すべき?
天壇公園に行こうと思ってるけど、効率良く行きたいと思っているいるあなた、この記事はそんなあなたへ向けた記事となっています。
- 天壇公園の見どころ&観光アドバイスを解説
- 天安公園を効率よく回る道順を解説(地図&手順付き)
本記事を読めば、短時間で世界遺産を満喫できること間違いなし!
ぜひ、最後までご覧ください。
天壇公園の見どころをザっと押さえよう!
天壇公園は北京のシンボル的存在として、世界遺産にも登録されています。
世界遺産好きとしては、中国史にそれ程興味がなくても、もぜひとも訪れておきたい場所です。
では、見どころを簡単にザっと押さえていきましょう!
総面積は東京ドーム57個分!
天壇公園の面積は273万平方メートル。
うーん、ピンとこない…
なんと東京ドームの57倍の広さです。
北京に行ったら絶対観光する故宮博物院の4倍です!
天壇公園全体の雰囲気はキレイな広ーい公園に、ポツン、ポツンと建築物があるような感じです。
とーっても広いので、ベストシーズンでも混雑するようなことはめったいないはず。
豊作の祈りをささげた場所
天壇公園はどういった目的の建物だったかというと、むかーし、むかし、明・清時代のお偉い皇帝さまが冬の時期に来年の豊作を願ってお祈りする場でした。
また、雨の少ない年は雨が降るように雨ごいをするような、いわゆる「祈りの場」だったんです。
天壇公園は英語で言うと「temple of heaven park 」
つまり、天国に一番近い場所という意味。
よって、当時は一般市民は入る事が出来ない、とても神聖な場所でした。
天壇公園にまつわる「9の倍数」のヒミツ
天壇公園内の階段の数、建築物の直径の大きさなど、全てが「9の倍数」で作られています。
なぜ、「9の倍数」になっているかと言うと、中国の宇宙観の思想で良いとされる数が「9」だからです。
現地に行ったら、色々なモノが「9の倍数」になっている事を確認しながら、観光してみるのも面白いですよ
丸い建物様式は芸術品
当時の建築技術で丸い建物は、高度な建築技術が必要で、この天壇公園はとっても貴重な建物となっています。
まさしく、当時の中国の建築技術を象徴する芸術品なんです。
天壇には3つの建物があります。
- 祈年殿…1番立派で3重の塔
- 皇穹宇…祈年殿を小さくした1重の塔
- 圜丘…建物はなく、土台だけ残ってる…
ぶっちゃけ、時間がなかったり中国史にそこまで興味がなかったら、見るのは祈年殿だけで大丈夫です。
なぜなら、この3つ、ほぼ似てるから(笑)
祈年殿(きねんでん)
祈年殿(きねんでん)は天壇公園のメインです。
空に突き抜けるように建つ様子がとても気持ちいいです!
皇穹宇(こうきゅうう)
皇穹宇(こうきゅうう)は、祈年殿が屋根が3段なのに対し、こちらは屋根1つバージョン。
ここも豊作のお祈りをした場所。
皇穹宇のまわりには「回音壁」という音が反射する壁がぐるりと取り囲んでいます。
圜丘(かんきゅう)
圜丘(かんきゅう)は建物はなく、建物の土台のみ。
土台の中央に立って音を出すとこちらも反響するという仕組み。
七十二長廊はローカルご年配方の憩いの場
私がおススメする東門を入場してから、祈年殿に行くまで、途中長い廊下(長廊)を通ります。
七十二長廊と呼ばれる廊下です。
ここは、当時お供え物などを雨などに濡らさずに運ぶ廊下でした。
現在はローカルのおじいちゃんおばあちゃんのご年配の方たちが、楽しく集まっています。
トランプをしたり、将棋をしたり…
現地の生活を感じられる場所なので、ぜひ、東門から歩いてみてください。
天壇公園を効率良く観光する3つのアドバイス
では、天壇公園を効率よく観光する為の3つのアドバイスを紹介しまーす!
- 所要時間が一番少なく&交通アクセスの良い東門からスタートしよう
- いっそのことメインの祈年殿だけ見る
- 他の観光地との組み合わせモデルを紹介!
その①アクセスの良い東門からのルート説明(図解&写真付き)
天壇公園へ東門からアクセスするメリット
- 地下鉄5号線天壇東門駅(站)が近くにあるのでアクセスが良い
- 東門からメインの祈年殿までアクセスが早い
まずは、最寄り駅の地下鉄5号線天壇東門駅(站)が最寄り駅です。
歩いて5分程で東門入口にたどり着きます。
入口の右側にチケット売り場があります。
その②メインの祈年殿だけ観光して帰るのもアリ
時間がない、体力がないなら、祈年殿だけ見て帰るのもありです。
なぜなら、天壇公園は世界遺産だけど、中国歴史にそんなに興味がない人だと(私みたいに)だだっ広い敷地に、ポツンポツンと建物があるといった感じで、見ごたえ度合でいうと、やはり故宮や天安門より劣る2番手になってしまいます。
でも、天壇公園は市内の中心部の便利なところにあるので、1軍は全て見終わって時間があるといった場合や、丁度天壇公園の近くまで行って時間が出来たのなら、サクッと行きましょう。
よって、メインの祈年殿だけでも見て帰りましょう。
なんせやっぱり世界遺産ですから。
その③天壇公園+他の観光地のモデルプラン
天安門広場・天安門・故宮・景山公園を回って、時間があれば天壇公園に行きましょう。
もしくは、前門を観光した後に、天壇公園に行くのも効率的です。前門から歩いて25分程です。
天壇公園・観光時の注意点
雰囲気は新宿御苑に歴史的建物が建っているような感じ
歩きやすい靴で出かけましょう。
また、夏は炎天下で、冬は風を遮るものもないので、日よけ・防寒はしっかりと。
そして祈年殿以外は入場料以外に別料金が掛かります(大した金額でないけど、なんせ広いので時間のある人だけ全部見ましょう)
なので、時間がない方はサクッとメインの祈年殿だけ見て、空いた時間は他の観光地や街歩きに使いましょう!
天壇公園の観光は個人でも可能
天壇公園は市内のアクセスの良い場所にあるので、個人でも充分アクセス可能です。
しかし、英語が全く通じない環境に拒否反応を示してしまう方(中国の英語の通じなさはハンパないです)、地下鉄がやバスが乗りこなせない方、時間がない方は、いっそのこと現地ツアーに参加して、効率よく見てしまうのも手です。
天壇公園の観光情報
- 住所:北京市崇文区天壇内東里7号
- 開放時間:6:00~20:00
- 入場料:10元 祈年殿以外の施設も見るなら28元
※入場料だけ払って祈年殿以外も見たくなったら、中で有料施設に入る前に個別でチケット購入できます。入場時に一緒に購入するより少し高くなりますが、+2~3元です。 - アクセス:地鉄5号線天壇東門駅(天坛东门)A出口
- 見学所要時間の目安:祈年殿だけなら45分~1時間 その他全部見るなら2時間
- トイレ:あり
- 公式サイト:http://www.tiantanpark.com